ｍｉｓｓｉｎｇ

瞳の中のあなた

その日も私は外に出ず、パソコンの画面を見ていた。その日も…?
いや、もぅ時間の感覚も日付の感覚もないくらい、私は電子パネルとにらめっこを続けている。
画面の中にいるのは私の彼女だった。彼女、といっても二次元だとか、アイドルだとかそういった現実離れしているたぐいのものではない。リアルな、人間だ。

画面を見つめてリアルな人間だなんていうのもどうかしているとも思うが、実際、そうなのだ。
彼女＝パソコンは、僕の彼女。

そして僕もパソコン。