1章 応援団

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 あたしが睥睨すると、分からず屋の三十路担任は、どうしたの? とでも言いたげに、首を傾げる。  ……わかりました。やれば良いんでしょ、やれば。痛いって程分かったから、周りの席にお座りの皆さん、可哀想な子を見るような、背中に容赦なく刺さる視線はやめて下さい。ただ、やりたくてやってるんじゃないって事さえ分かっていただければ幸いです。――だから、積載量オーバーな期待をか弱き乙女の背中に乗っけてこないでぇ!  ……っていうか、あたしってそんなに可哀想な人間ですか?
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