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「よぉーし!気合い入れて走れよーあっくん!」
「おぉ。フフ・・。」
俺は少し笑ってしまった。
こいつのバカげた感じがおもしろい。
この俺が笑うなんて久しぶりな気がする。
「あぁー!今俺のこと笑っただろ?お仕置きじゃー!」
チャラ男は俺に向かって自転車をこぎ出した。
「笑ってねぇしっ///」
少しテンパった。
俺はまた走り出す。
チャラ男は俺を全力で追い掛ける。
その顔はマジで本気だった。
それがまた笑えた。
こんなに笑ってるなんて
ホントに俺なんだろうかって思った。
でもこれが本当の俺なんだと思う。
俺はめちゃいいヤツに出会ったかもしれない。
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