2人が本棚に入れています
本棚に追加
アカバネは地面を突き刺すように
村人の真ん前に着陸した。
村人「危ねえなオイ…。」
アカバネ「わりぃ!」
黄金色の短髪が風に揺れる。
目はゴーグルを着けているのでよく見えないが、
口の形で表情の読める人。
村人「アカバネ、村長が呼んでるぞ。 あと、トダさんから手紙届いてたぞ。」
アカバネ「サンキュー。」
村人「…行くんだろ?」
アカバネ「当たり前だろ?」
アカバネはニヤっと笑い、受け取った手紙を読んだ。
アカバネ「……。」
村人「どうした?」
アカバネ「別に。」
アカバネは読み終えた手紙を折りたたんで
ズボンのポケットに突っ込んだ。
アカバネ「ブロイ王が死んだ。 鬼との戦いがもうじき始まる!」
アカバネは村人の後をついて行く。
アカバネ「オレはこれから花の街へ向かう。」
・
最初のコメントを投稿しよう!