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少女「…戦争まであと2ヶ月。」
深夜の街の中
誰もいない街の中で
1人の少女が、銀色の大きな玉を抱えてほつき歩いていた。
少女「先代王の死。…それは戦争を意味する。」
少女は、2つに結んだ長い、銀色の髪を靡かせ
街の中を歩く。
ふと、小さな路地裏へ
少女は入っていった。
その先に居たのは
短髪で、少女と同じ銀色の髪をした1人の青年だった。
青年「ジュク、準備は出来たか?」
少女「はい、シン兄様。」
どうやら2人は兄妹のようだ
シン「ブロイ王が死んだ。」
ジュク「新たに王を選ぶ時が来ました。」
シン「ジュク、選ばれし者達へ伝託を…。」
ジュク「……はい。」
ジュクは、抱えている銀色の大きな玉に
1雫の涙を零す
すると、銀色の玉が輝き出した。
ジュク「メークリード・アイズよ、新たなる王、新たなる戦士達の元へ飛び散れ!」
ジュクがそう言うと、銀色の玉は輝きを増して
10個の小さな玉へと変わり
夜空へ飛び散った。
シン「…さぁ、ゲーム開始だ。」
ジュク「2ヶ月後に10個のメークリード・アイズを集め、土地を制し、人間と鬼、2人の王候補の内1人が次の王となる。」
シン「人間が勝か、鬼が勝か…。」
さぁ、ゲーム(戦い)の始まりだ…。
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