ともだち

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真山先輩のクラスまでは知らなかったけど、二年の教室の廊下についた時に、その独特な雰囲気ですぐにわかった。 二年三組……いた。 窓側の一番後ろ。 見た目は普通…少し男より女寄りの顔立ち。 でもその放つオーラが異常…。 ……緊張は…ある。 でも……よし。 「一年一組の鈴野優美です。真山先輩はいらっしゃいますか?」 ……あれ? 皆の姿勢が私に集中してる…。 ……流石に…恥ずかしいんですけど…。 『僕にお客さん何て、珍しい事もあるもんだね。初めまして…だよね? こんにちわ。僕が真山みちるだよ。君は鈴野優美ちゃんだっけ?』 スゴく澄んだ声…… いつの間にか真山先輩は私の目の前にいた。
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