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『着いたね』
「…はい」
着いた。
いけない…まだ何て言うのか決めてない…。
『それで? 僕に言いたい事って何だい? 優美ちゃん』
…いつの間にかちゃん付けされてる。
まぁ…もうなるようになれ!
「ま、真山先輩!!」
『うん』
「わ、私と友達になってください!!」
『いいよ』
……あれ? まぁ確かに友達になるだけなら誰も断らないだろうけど…でも先輩ならもう少しいけるかも…。
「あと、今日から私と一緒にご飯を食べてください!一緒に登下校をしてください!一緒に休日遊んでください!」
『いいよ』
……あれ?
いいの?
「そ、そんなにあっさりオーケーしていいんですか?」
『うん』
「な、なんで…」
普通こんなこと急に言われたらすぐに引くはず、普通じゃない先輩ならもしかしたらって思ったんだけど……でもいくら先輩でも初対面の女の子に縛られたくはないだろう。
『だって君、面白いから』
………。
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