突入!!

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俺は自分の部屋にあるベッドに倒れ込むようにして眠りについた。よほど疲れていたのか、おかしな夢を見た。俺は真っ白な所に立っていて、目の前に背中に翼の生えた老人がいた。その老人はいきなり話し出した。 「時は熟した。奇跡の戦士よ。その力で全てを制して見せてみよ。そして新たなる時代を切り開け」 「あんた誰。まず人違いだろ」 「間違えてはいない。お前こそが選ばれし者じゃ」       だから誰だよ。        「まず戦士じゃなくて学生なんだが」 「今からなって貰う」 「まずこんな平和な世界に戦士はいらないだろ」 「お前が救うのは裏の世界だ」 「アンダーワールドのことか」 「良く知っているな」 「ていうか関係ないだろここはアンダーワールドじゃないんだぜ」 「ここの世界とアンダーワールドは共同体であるから、アンダーワールドを救うことはこの世界を守ることに繋がる」 「共同体。つまりアンダーワールドがなくなるとこの世界も消えるのか?」            「ある意味そうなるじゃろな」 もし、本当だったらこれは天のお告げて言うのか。 「世界を救うにしても俺1人じゃ無理がないか」
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