59人が本棚に入れています
本棚に追加
/258ページ
「どうかしたかの」
「別になんでもない、、オェ」
「本当に大丈夫か。あぁそういえば渡したい物があるのじゃ」
「何だ」
「アンダーワールドの入域パスじゃ」
見ると普通のトランプ位の大きさのカードだった。持ってみると鉄の様に重かった。色は白で統一されており文字らしき物がない。
「文字が書いていないけれど」
「こうすれば見れるわ」
神は手の平から火の玉を空気中に生み出して、パスを燃やした。そこから浮き出てきたのは、アンダーワールドと書いてあった。まだ燃えているパスは全然熱くない。というか火が熱くない!。
「これを使え」
「今のどうやったんだ」
「わしの力で火の玉を生み出したのだ」
「もう一回やって」
「いかん」
「それは魔法を使ったんだよな」
「そんな汚らわしい物など使わんわ。わしが使ったのは、神法という物じゃ。魔法は魔物が生み出した故に、攻撃や回復を凄まじい威力にして使うことが出来る。しかし上級魔法になると、使った途端に激しい吐き気や頭痛などのリスクがあるのじゃ。打って変わって神法は魔法ほど威力はないが神聖なる物故に無制限に使うことが出来る。副作用はないしの。
最初のコメントを投稿しよう!