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「加藤さんも誘って一緒に探そう」
俺と五十嵐は今加藤さんの目の前にいる。前のように加藤さんは一人静かに読書していた。
そして俺は話し掛けた。
「どうしたの?」
「今週の日曜予定ある?俺達は都合が取れたからさ、加藤さんはどう?」
「日曜日は予定ないからから大丈夫だよ」
「じゃあ決まりだな!学校に1時に集合な」
時は早いものでもう約束の日になっていた。昨日は練習試合があり、疲れた。でも約束は約束なので行くことにした。
校舎に入ると二人がいた。
「遅いぞ、剣!」
「何時だと思っているの。13時に集合だって言ったじゃないの」
時計を見ると14時過ぎだった。完全な遅刻だ。
「まあ良いか。さぁ探すとするか」
今日、校内には俺達3人以外誰もいない。なぜならどの部も昨日試合や部活があったので、今日部活がないみたいなのだ。鍵は空いていた。先生達が仕事しているのだろう。
「そうだな」
「何処探すの?。確か図書室は前に剣くんと調べたからなしとして」
「いちいち考えるの面倒だから片っ端から探せば良いんじゃないか?」
「そうだな」
「分かったよ」
「じゃあ行こう」
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