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俺達3人は色んな場所を調べたが結局手がかりらしき物さえ見つからなかった。作戦会議と休息のため今教室にいる。
「見つからないな」
「探すのに集団は効率悪いからそれぞれ単独で探した方が良いんじゃないか?」
「そうだね」
「休憩も終わりにして探しますか!」
俺達はさっきとは違い、それぞれ別れて探すことにした。何か見つけたら携帯で連絡すれば良いのだ。
40分後。何も見つからないし、携帯忘れていたことにやっと気づいたので教室に戻った。教室に入ると伊東がいた。
「何してんだ?伊東」
「忘れものしたから取りに来たんだよ。そっちは?」 「いや、ちょっと探し物しているんだよ」
「何探しているか分からないけど手伝ってあげるよ?」
「悪いって」
「固いこと言わない、剣くんと私の仲でしょ」
結局俺は伊東と行動を共にすることになった。考えてみると今日探してないのは前行った図書室だけだった。適当に校舎の中を回って伊東を帰した後何気なく図書室に入ると真っ暗だった。電気を点けようとしたがだめで、出ようともしたがいつのまにかドアがなくなっていた。完全な密室だ。そしてすぐに何かに吸い込まれるように落ちていった。
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