裏の世界

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「僕は他国の言語を覚えるのが好きなんですよ。フランス語や中国語も話せます」 「すごいな」          「じゃあ僕からも少し聞いて良いですか?」           「もちろん良いよ」 「日本の高校生活というのはどういう風なのですか?」 「ほとんど授業なんだけどね、、」 というような話をした。ジャックとは仲良くなれたし充実した20分だった。そして女の人がここに向かいのドアから紙を持って入って来た。 「ではテストをします時間は50分です」 女の人は俺達に問題用紙と解答用紙を配った。見たところ高校のテストに似ていた。 「始め!」 俺はすぐに名前を書き問題を見た。問題の答えを1~4から選ぶ問題だった。全く分からなかったので、勘で問題を解いた。模試みたいだな。 神語は覚えるのは苦労しました。、、はい、嘘です。ていうか試験官も日本語上手!。 長く感じた。50分後。 「止め!」 女の人は素早く二人の解答用紙を集めた。 「採点しますので10分程お待ち下さい」 女の人は教室の左側にあるドアをバタンと閉めて出て行った。 はぁー疲れた。 「どうだった?」 「だめでしたね」 「俺もなんだよ。というかさ、もしも落ちたらどうなるんだ?」 「修業の間って所に入れられるそうですよ。まあ最終的には入域出来ますどね」
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