裏の世界

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店員はその棚から一つ武器を取り出した。 「これはミドルブレイドです。初心者ブレーザー用のブレイドですね。どうぞ」 と言い俺に渡した。 「僕には?」 「あなたには、、」 また棚を漁り取り出した。次は一回り小さい。 「ショートブレイドです。攻撃力は低いですが、手数で補う事が出来ますよ」           「どうして僕にショートブレイドですか?」 ジャックは不満そうに聞いた。 「見る限りあなたは筋肉が余り付いていないようなので、、隣の方は鍛えてらっしゃるようなので、そう選びました」 ジャックを見ると俺よりも痩せていてひ弱な感じがした。どうしてだろうか?。 そろそろ会計をしようとジャックは財布を取り出し紙幣を出した。 「これ使えますか」 「一応使えますよ」 驚き!。 「それでいくらですか?」 「お金はいりません。その代わりにあることを依頼して良いですか?」 「何ですか?」 「この街の外にある森であるモンスターを討伐してください。お金も弾みますよ」 「分かりました。どうやって行けば良いですか?」 「街から出て右に真っ直ぐ行けば分かりますよ。少し遠いので覚悟してください」 クエストかと思いながら会話を聞いていた。
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