裏の世界

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ジャックはまだキレていて腕までプルプルしている。意外と短気なんだ。ジャックが怒りで喋らなくなったので、代わりに俺が店員に話した。 「じゃあ講習お願いします」 「分かりました。地下にありますので、ついて来て下さい」 しばらく俺達は店員について行った。地下への階段は薄暗く少しでも踏み外したら下まで一気に落ちていってしまう位急だった。階段は店の真ん中辺りにあり板で被せた簡易隠し階段となっていた。 店員はスッと板をどかして、中に入って行った。俺達も後ろについて行った。 「さあ着きましたよ」 「広!」 「では、始めましょうか?」 店員は俺達に店の棚から持ってきた木刀を渡した。店員は俺達と同じ物を持ち、向かい合う形で構えた。強そうなんですけど!。 「ではどちらからでも良いので攻撃してきて下さい」                 「はい」 俺は縦に打ち込むと横に振られ打ち返せられた。 「ダメですね」 俺はドカッと尻餅をついた。 「痛った~~」 強くついたからな。 「まだまだですよ。さあ来て下さい」 「はい」 つぎは横に振ったが、下から振るわれてしまった。 「フン!」 店員の攻撃が急所にあたった!。脇腹が痛い。 また俺は尻餅をついた。 「ぐは!ハアハア」 吐血はしていないがかなり痛い。 「あなたが弱すぎるだけですよ」 店員少し調子乗ってるなこれ。
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