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「あなたもそろそろ終わりにしてあげましょうか」
隙だらけのジャックに一撃を入れる。
ジャックは倒れた。
店員は一つも疲れたそぶりを見せず、悠然と立っている。
「最初はこんな物でしょうね」
「どうしたらあんたの様になれるんだ」
「簡単な事です。修業を積み重ねてここまで来ました。強くなるには修業以外にありませんよ。貴方達のことが気にいったので、私の持っている全ての剣技を伝授してあげましょう。明日またここに来て下さいね」
「分かった。じゃあまた明日来るから」
俺達は店を出た。もうすっかり夜だった。泊まる所を探さなければ。
「どこに泊まる?」
「宿じゃないですか?」
少し落ちていたようだな。
そしてしばらく探した。
「なかなか見つかんないぞ」
「そうですね」
「やっぱり野宿かなー。仕方ない」
家出した頃が懐かしいな。
「それは嫌ですね。というか野宿する所なんて無いですよ。見た感じですが」 まぁそれもそうだな。
「じゃあどうするよ?」
「そうですね~」
3分後。しばらく歩いた。いろんな店を見て回った。
「やはりあの店に戻りませんか」
「どうして」
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