素直になりたい

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そして、あっという間に時間は来た。 昼休み―… 「…大丈夫…何回も練習したんだから…」 (ガチャ) 「…佐久間?」 源田が来た…正直来てくれるか不安だったから安心した。 「話って何だ?」 「俺な、源田が好きだ。」「……え?」 「ずっと素直に言え無かったから…でも本当に好きだよ。」 「…佐久間」 「ずっと一緒にいたい…今更後悔しても無駄だけどさ…もっと早く素直になっとけば良かったなぁ…」 「佐久間?」 「でも、源田にはきっと、素直な女子の方がお似合いだ…だから…だから…っ」あぁ…やっぱり、最後まで言えなかった。 涙が流れていた。 「佐久間?!」 急に源田に抱き締められる。 「な、んで…こんな事するん、だよ…俺の事、フルくせに…」 「何言ってんだ?佐久間」「…え?だって…昨日の女子と…」 「聞いてたのか?…あれなら断ったぞ…俺が愛してるのは佐久間だけだからな。」 「…!っ、馬鹿!凄く悩んだんだからな。」 「ごめん…ずっと愛してるよ…佐久間。」 そんな風に耳元で囁かれれば、恥ずかしいけど安心して… 源田の頬にそっと口付けた。 (やっと素直になれた、かな?)
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