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ゲートを潜ると直ぐに作戦会議だった。
今回の作戦は遺跡に潜伏中の神の信者の廃除及びに神の討伐だが、もちろん討伐役は俺の役目だ。
「クロム君には単独で遺跡に入ってもらう、後から我々も続いて突入する」
当たり前の事だと腕を組んだまま聞いているうちに会議が終わり同時に出発の号令がかかり俺は後からついていった。
おそらく1、2時間走っただろうか、この吹雪でレーダーがなければ視界の悪さで今頃は迷子になるところだ。
またしばらく冷たい風に吹かれながらゆっくりと走ると断崖絶壁が見えたがそれは視界の隅から隅まで壁に覆われたような感覚にさせる崖に突き当たったがその真ん中に岩を削り出して造りあげられた神殿が大きな存在感を放っていた。
まさに隠れ家にピッタリと言った所だったが深さを聞けば20mも無いそうだ。
「見かけ倒しか・・・・・・!」バイクのレーダーに目をやったが隊長の号令に気を引かれすぐに目をそらしてしまった。
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