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一つ一つズレないようにゆっくりと数字を合わせ最後の数字を合わせた時、ケースが勢い良く開きこの厳重に保管された中身が姿を表した。
「おはよ」
不自然な場所から声が聞こえた。
その場所はバイクの中のケースの内側の黒とシルバーそれに赤いラインの入った拳銃(ハンドガン)からの声であった。
ケースの中にはそれ以外には三枚のメダルが傷付いた表面の所々から不気味な輝きを放っていた。
「仕事だ行くぞ」
「相変わらず無愛想だな」
「・・・・・・・・・・・・」
「あっこら!乱暴に扱うな!」
少しイラついた顔になりながらメダルと共に喋る拳銃を無造作に取り腰の右側のベルトに差し込み、メダルは胸ポケットに押し込んだ。
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