プロローグ

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高田馬場駅 「来たぞぉ!20000が前だ!」 並んでホームに突っ込む二台。 本来この駅は全列車停車の駅。 しかし、今夜は違う。 今夜に限っていえば、この駅もただの「通過点」だった。 高田馬場を過ぎてすぐ、急な左コーナーが現れる。 「…ここだな。」カタカタカタッ! 新型の男は、車輌を減速させる。 そして、コーナーの外側をキレイに回っていく。 「…!!」ガタガタッ!! 旧型の男も、それに続いてコーナーに飛び込んでゆく。 普段とは違うハイスピードでコーナーを抜けていく二台。 それは、「危険」と隣り合わせの「テクニック」だった。
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