死の淵へ

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「ちっ。まあ、せいぜい足は引っ張るなよ。」 男は舌打ちをして、そう吐き捨てると、立ち去っていく。 「ったく。」 リーダーも言葉少なに自分の作業に入った。 そして、そんないざこざがあってから数分後。 ついにヘリが目標地点に着いた。 そこはビルの屋上。 見たところ、ゾンビの姿はない。 それを確認すると、ヘリはビルの上でホバリングし、2本のロープが降ろされた。 そして、1本のロープに一人ずつ順番に隊員たちが降りていく。
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