死の淵へ

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「全員いるか?」 最後にリーダーが屋上にたどり着くと、全員に声をかけた。 「7人!オーケー!」 隊員の一人がそれに答えると、リーダーはヘリに向かって合図を送る。 すると、垂れ下がっていたロープが回収され、ヘリが徐々に遠ざかっていく。 しかし、隊員たちは誰もそれを見送らない。 全員の目はすでに階段の昇降口に向けられていた。 「よし、行くぞ!」 リーダーの合図と共に、隊員たちは自動小銃を構えながら、足音を立てずに扉へと近づく。
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