一章 -追憶の日々-

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ガツッ …… 「痛って! 誰だよ! 人の寝起きを襲うジジイは! ――あっ」 「俺だが。 お前、今何時か分かってるのか? それと、今 あろうことか自分の親方を『ジジイ』呼ばわりしなかったか?ストーマ」 「ま まぁ、それについては…… あれ、そういえば、俺が背負って来たあの子は? 俺のベッドに居ないようだけど」 ガツッ 「痛って~!」 「話を逸らそうとは良い度胸だ。 まあいい。 あの子なら、今は下で朝飯を食ってるぞ。 ただ、なんも話さん。お前ちょっと様子を見てくれんか」 「分かったよ 俺が連れてきたんだしな。んじゃ、先降りといてくれよ。 じいさん」 ガツッ 「親方と呼べぃ!」 「痛って~~!」
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