発展

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全部で8クラスある中で、同じクラスになったのだから凄い運が良かったのだと思う。 逆に、瑞穂以外に知り合いがあまりいないから1人じゃなくて本当に良かった…… 辺りを見回すと、いままでいた人たちが消えてゆく。 ああ、入学式が始まるんだなと思い、人混みについて行く事にした。 体育館では、既にたくさんの保護者と生徒が座っていて、式の開始を待っていた。 俺の席は…… あ、ここか。 椅子に座ってしばらくしたら、隣にいる女子から声を掛けられた。 『ねぇ、式始まるの遅いよね?』 『え?』 『君に話してるんだよ?』 ふと隣を見てみると、オレンジ色のヘアピンをした女の子がいた。
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