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夜明けに独りで登校し、いつもとは違う景色に見入っていた..
普段は活気溢れる学校だが、早朝の静寂な学校は非常に心ひかれるものがあった
一年生の教室は最上階にある。
そこから、静まり返り朝日に照らされた学校に見とれていると後ろから声をかける人がいた
「早朝の学校はなかなか味があるだろ?」
それは担任の塚田先生だった..
「武田、最近部活の時間が近くなると暗くなるな?」
心の中に抱える闇を打ち明けてしまいたい...
しかし、怖くて出来なかった..
これを言ってしまったら青島さんに負担がいくかもしれない..
自分で頑張らなければ..
「まぁ、先生の気のせいならいいけどな」
微笑みながらそう言った..
やがて、青島さんが登校してきた
「おはよう~.....武田君?」
僕の顔をじっとみつめ、心配そうに言ってきた
僕は青島さんが一体何をみたのか、なんとなく予想はついた
「どうしたの?そのくま...」
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