抵抗...

10/16
前へ
/343ページ
次へ
何か視線を感じる.. 妙に鼓動が早くなる.. 体が緊迫感に包まれ、胸騒ぎがするのだ.. 僕は潜在意識下にあるものに気づく 見られている.. 自意識過剰でもなんでもない.. そして、こちらを見ている相手は... 教室の向こうだ! ドア越しに誰かが見ている.. 女子だ.. あれは.....いつも呼び出しを知らせにくる女子.. 直感的に感じた。 僕は....ひょっとしたら、大森辰子に包囲網を張られているんじゃないか...? 考えてみるとおかしい.. 僕を何人かがいつも見ているのだ.. 背筋が凍りつき、さっと血の気がひいた... もし、僕の包囲網を張られているという推測が正しければ、このクラスにもスパイの一人や二人はいるだろう もちろん、見るだけじゃなく話の内容を聞きに来るとか... 荒川や新田がこちらをニヤニヤして見ている.. うーん... アイツらは完璧に違うことが目的だな..
/343ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加