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「紅茶で良い?」
「うん!」
現在充は直哉の家のリビングにいる。
家の中は広く、部屋数はリビングを含め3つ。
他にキッチン、トイレ、お風呂とある。
直哉は「普通」と言っていたがそんなことはなく、一人暮らしには十分すぎるほどの家だった。
「はい。」
「ありがとう。ん…、美味い。」
「そ、良かった。」
「はぁー、こんな部屋に住みたいなー。」
「普通じゃない?」
平然とした態度で直哉は言った。
「いや、普通じゃない!」
「そうかなー。」
「なーちゃんにとって普通なの?」
「うん、普通だよ?」
「もしかしてなーちゃん家ってお金持ち?」
「そんなことないよ?俺は普通の家庭の子どもだよ。それよりさ、聞いて欲しいことがあるんだけど…。」
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