好きな奴
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「川村くん、おはよう。」 「おはよう。」 いつもは、弾む会話もなぜか途切れてしまう。 彼女との会話は、俺の耳には入ってこなかった。 どう誘うか、そのことで頭がいっぱいだった。 「じゃあ、部活頑張ってね!」 彼女は、そう言うと足早に図書館に行ってしまった。
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