一章

4/13
前へ
/23ページ
次へ
「おはよう」 「おはよう、じゃなくて ほら早く食べちゃってママ今日は早出なんだから」 「はーい」 チ~ン 「パパおはよ」 私の家は母子家庭で お父さんは私が小学二年生のときに原因不明の脳の病気で亡くなった でも、2人だけの生活に不自由はしてない、これから先もずっと 「ニコニコしてどうしたの 気持ち悪いわよ」 「ひどいな、なんでもないよ あっ、夢は最悪だったけど」 「そう まぁ、だからって最悪な日になるとは限れないわね」 「うん」 だよね ピーンポーン 「あら、由理ちゃんじゃないの」 えっ、まだ7時50分って……あれ? もうこんな時間! やっぱり今日は最悪… 「ママごちそうさま」 「はいはい、行ってらっしゃい」 「いってきまーす」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加