電波系サラリーマン

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駆が死んだと聞いたのは オレと話した翌日の事。 未だにアイツの考える事は分からない、そんな事を言わせる程の男だ、マジで天国に行ってたりしてな。 そして今オレは駆の葬式、通夜に来ている。 そこへ駆の数少ない女友達『緋口 朱』(ひぐち あけみ)がオレの元へやってきた。 「哲久ー」 朱はいつものしゃんとした笑顔はなく、どこか気の抜けた声で喋り掛けてきた。 「どうしたよ、そんな顔して」 哲久が答える。 「だって駆が死んだんだよ?いつだって妄想を口走ってたアイツが居なくなっちゃったんだよ?哲久は悲しくないの?」 朱は泣いていた、喪服が涙で濡れ、目で確認出来る程に。
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