◇monologue◇

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真っ青な空の下。 真っ黒に焼けた肌。 短く切った髪からのびる細い首筋に垂れる汗。 額から流れ落ちる汗を拭いもせず彼女は真っ直ぐだけを見つめていた。 透き通った瞳でただ真っ直ぐだけを見つめていたんだ。 初めて綺麗だと思った。 女の子を綺麗だと思った。 高校三年の夏---
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