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5時間後、A高校校長室にて…
「…退学ね。」
「は?」
「た!い!が!く!」
「いや、うっせ~な!耳元で叫んでんじねぇ~よ!!てか、何で俺が退学なんだよ?ケンカ売ってきたのはアイツらの方だろが!!」
「いや、だってキミねぇ~…」
再びさかのぼって5時間前…
「おうおう、もう終わりかコラァ!口ほどにもねぇなぁ!!」
ス○夫はおろか、ジャ○アンも弱かった。
ス○夫には蹴り入れたら倒れやがるし、ジャ○アンは頭突き2発で気絶。
そこで、救急車呼ばれて警察に補導。
こっぴどく叱られただけで済んだのは良かったけど、そのまま入学式の終わったばかりの高校に直行。
そうして、今に至る。
「いや、正当防衛だろぉよ!!弁護士呼べやクソじじぃ!!」
「いやいや、そんなこと言われても、一応ここ学校だし、僕校長だし…」
「あぁそ~かよ!!分かったよ!!こんな学校こっちから辞めてやるよ!!てめぇなんざさっさと定年退職して、幸せな老後でも送ってやがれバカヤロー!!」
「…うん。なんかありがとう。キミも頑張ってね。」
俺は校長室のドアを勢い良く閉め、すれ違うヤツ一人一人にガンつけながら、校門を出た。
そして、青空を眺めながらつぶやいた。
「…やっちまった。」
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