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上履きの事は気づかれる事なくぼくは家に戻ってこれた。
「それじゃ、お母さんは仕事行ってくるわ」
ぼくの家は母子家庭。母さんは働いて生計をたてている。
「心配かけてごめんなさい、仕事の邪魔してごめんなさい」
ぼくは母さんに申し訳ない想いでいっぱいだった。
「仕事は大丈夫だから気にしないで。ちゃんと休んで治すのよ、辛かったらお母さんに電話してくれたら病院に連れていくから」
優しく語りかける母さん、その優しさが辛かった。
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