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次の日、ぼくの下駄箱に答えが返ってきていた。
ぼくのうわばきがボロボロにされていた。
土まみれになって
いたるところが切られ
油性マジックで死ね、ウザイ、消えろと書かれていた。
ぼくはトイレに逃げた。
トイレに行けばスリッパがあったからソレを履いて個室に入った。
ドアに背中を預けて上履きをだいて泣いた。
声に出すと誰かに気づかれるから声を圧し殺して泣いた。
悔しくて悔しくて悔しくて
寂しくて悲しくて哀しくて
やっぱり悔しくて
なんでこんな目にあっているのかわからない
これからどうしたらいいかもわからない
わからないから泣いていた
悲しいから泣いていた
悔しいから泣いていた
ただひたすら泣いていた
涙が止まらなかった
少し落ち着いたと思っても、上履きを見ると涙が溢れてきた。
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