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『れいながねぇ、
サンタのクリスマスプレゼントに
“パパに会わせて
ください”って
書いたんだよ』
「れいなが…」
『れいなは聖に
似って心優しいから』
「愛の育て方が
いいからだよ」
愛と聖は笑いあう。
「お義理父さんと
美貴さんに会うの?」
『本当はそうしたけど…
もう少ししたら
また居なくなるし、
また悲しい思いは
させたくないし』
『お義理父さん、
喜ぶと思うよ』
「じゃあ、明日会う」
『あたしも行く』
「ありがとう…」
次の日、
聖と愛とれいなは
藤本家の前に来た。
「何も変わってないなぁ」
聖は懐かしいそうに見る。
『ごめんください!!』
美貴が出て来た。
「愛ちゃんと
れいなちゃん!!
いらっしゃ…聖!?」
美貴は驚く。
「姉キ、久しぶり」
「聖が幽霊で
出って来た!?」
美貴は腰を抜かす。
「姉キ、幽霊かも
知れないけど!!
一応足はついているよ」
美貴は聖の足元を見る。
「本当だぁ…
じゃあ何で!?」
「訳は親父と
会ったときに話す」
「お父さんもあたしと
同じく驚くと思う」
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