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そこに起きて
しまった愛は
こっそりと二人の話を
聞いていた。
老人は切なく言う。
「なぁ、聖」
「何?」
「自分の夢はあるか?」
「あぁ、あるよ」
「何だ、それは?」
「オレの夢は
自分で撮った、
写真の展覧会を
開く事だよ」
「ほぉ~!?
でっかい夢だなぁ」
「あぁ…でも今は
諦めている、
今は現実を
見ないといけない」
「そうだが…」
聖は立ち上がった。
「オレ、もう寝るねぇ」
聖が布団の所に来て、
愛は慌てて
自分の布団にもぐった。
次の朝、聖と愛は
老人の家を出た。
「じゃ~…じっちゃん」
「あぁ」
二人は出発した、
二人は野良の道を歩く。
『いいお爺さんだねぇ』
「そうだろう」
『聖の将来の夢って
自分で撮った、
写真の展覧会を
開くことなんだねぇ』
聖は驚く。
「いつ聞いていたんだ?」
『聖とお爺さんが
その話しているとき』
「そっか」
『いいの?、
夢を諦めて?』
「もう諦めているから」
『そう…』
次の聖の知り合いの人が
居る場所に来た、
聖は古い病院に来た。
『ここは?』
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