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その夜、聖はれいなを
寝かしつけて
愛の方に行った。
「寝顔が可愛いねぇ」
『うん…』
聖は愛が座って
いる席の真正面に座った。
「あの子、オレを
パパって呼んで
居るけど」
『聖が死んだ後に
れいなを妊娠した事が
分かったんだ』
「じゃあ…あの子は
オレと愛の子供か…」
「そうだよ」
「もしかして、
れいなって名前は…」
『そう、昔に聖が
“男の子だった零、
女の子だった
られいな”って
言っていたから』
聖は思い出す。
「そうだったなぁ」
愛は聖に聞く。
『ねぇ…聖』
「何?」
『どうして…3年前に
死んだはずのあなたが
今ここに?』
「それは…神様が
クリスマス限定に愛と
再会させてくれたんだ」
愛は驚く。
『本当に!?』
「あぁ」
『じゃあいつまで
居られるの?』
「クリスマスイブまで…」
『じゃあ…今日も
入れても六日』
「あぁ…」
愛はれいなの方を見る。
『もしかしたら、
れいなの願い事を
神様が叶えて
くれたのかなぁ?』
「どうゆう事?」
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