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『そうだねぇ』
聖はれいなの重さを
ヒシヒシ感じた。
「なぁ…愛」
『うん?』
「オレはれいなに
何をしてやれば
いいんだろう?
オレには…
時間が少ない」
『聖はれいなに
大人になっても
忘れない、
思い出を作って
あげて』
「れいなが大人になっても
忘れない思い出かぁ」
『そう』
聖は歩きながら考えた。
その夜。
聖は一人リビングで
何かをノートに
書いていた。
「れいなへ…」
次の日。
愛とれいなが
起きてくると台所で
聖が朝食を作っていた。
『聖…!?』
「おはよう!!
愛!!れいな!!」
聖は出来たものを
テーブルに置いた。
「いい匂い」
れいなは席に着いた。
「パパの特製、
朝ごはんだぞ!!」
愛も席に付いた。
「それじゃあ、
いただきます!!」
「いただきます!!」
『いただきます』
れいなと聖は食べる。
『久しぶりだねぇ、
聖が作った料理』
「そうだなぁ」
愛も食べた。
『おいしい』
「パパ、おいしい」
「それはよかった」
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