第03章

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「れいなを?」 「そう、パパはママに  新しい家族のれいなを  残して―…」 れいなは急に泣き出した。 「どうしたいんだい?」 「パパに酷い事を  言っちゃた」 「パパは怒ってないよ」 「本当に?」 「あぁ、パパはれいなが  大好きだから」 「れいなもパパが大好き」 「それを明日、パパに  言ったあげなさい」 れいなは笑顔になった。 「うん!!」 聖と愛がれいなを 迎えに来た。 「パパ!!」 れいなは聖に飛びついた、 聖はれいなを抱き締めた。 「パパ、ごめんなさい…」 れいなは泣きながら言う。 「パパの方こそ…  ごめんなぁ」 愛は美貴と 聖の父の方に行く。 『れいながお世話に  なりました』 「いやいや」 聖はれいなを 抱っこして来た。 「親父…ありがとうなぁ」 「よかったなぁ、  れいなと仲直りして」 その後、と聖とれいなと 愛は3人で 手をつないで帰る。 『そう言えば…  明日、れいなの幼稚園で  クリスマス会あるんだよ』 「パパもママも  見に来てくれるよねぇ」 「あぁ、必ず」 「約束だよ」
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