no title

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波打ち揺れる 白い月 指で触れては輪郭をなぞり 手のひらですくっては逃げるように流れていく 数多の星の中で輝く月がいつまでも眩しくて もっと近くで見ていたい だから 深い森の奥の広い湖で 月の光を探していた 見つけ出した月の綺麗な姿は 月の光の幻でした ただ少しだけここで眠らせて ずっと近くにいたいから 数多の時の中で輝く月はいつまでも綺麗だね きっとこの手は届かない だけど 数多の星の中で輝く月はいつまでも眩しくて もっと近くで見ていたい だから 深い森の奥の広い湖で 月の光を探していた 見つけ出した月の綺麗な姿は 月の光の幻でした 遠い夢の奥の白い広場で 君の姿を探していた 見つけ出した君は綺麗な声で おやすみ 息を止めたままここで眠りたい ずっと近くにいたいから
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