第一章「日常」

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平成X年11月02日 午後19時40分 第4公園 俺は最初にタバコを吸った分喉が乾いていたので、直ぐに水を飲みに行った。 悪夢様とオタクは先にベンチに座り、話を初めていた。俺も後に続いて座ると、二人は学校について話を初めていた。 「オタクどうするん?明日学校あるよ」 「明日~?明日は無理かな~」 「はっ?何で?」 「明日はちょっと忙しいんよ」 「学校終わってからじゃ駄目なん?」 「う~ん、ごめん」 俺は二人の話を聞きながら、いつもの様に変顔をしていた。 だって僕には関係無い話をしてるんだもん☆← っていう事はないけれど、黙っているしかないだろう。 「スケベ君も一緒に来てや」 「無理だーよ。明日も仕事あるからね。何時も帰りは17時過ぎるのさ」 「そうかぁー。分かったよ」 俺はいつもこうだ。仕事、仕事、仕事。自身で満足してないし、大した仕事じゃ無いのに休みが滅多にないし、自慢じゃないが毎日の様に怒られている。 ダチの誘いに乗られない時は、この仕事に誇りが持てなくなる。 「ところでさ悪夢様、矢見島に行く方法とか知ってるの?」 「まだ調べてない」 「日本地図に載ってない島ならフェリーとかなさそうだし」 「でも究極住民でも行けるんだし行けるじゃろ。大丈夫・大丈夫♪悪夢様に任せておきなさい」 「確かに。悪夢様は矢見島の行き方とか知ってる?」 「まだ。これから調べるよ」 俺達3人の行きは既に決定しているから、3人で矢見島への行き方を調べるのは当たり前だ。 しかし、俺とオタクはまだ確定してないから、更なる念押しみたいで余り乗り気ではない。 悪夢様はビックリする位のスピードで携帯を弄り出して、スムーズに目的のスレッドを出した。 「ほら、このスレッドか矢見島のスレ」 「書き込みが半端ないね。オタク書き込み2000いっている件について何か一言」 「えっ、えっ、え~とねぇ。何かぁ~凄い盛り上がっているね」 「当たり前じゃんwwじゃけぇ行きたいんよ」 「そうでオタク。誰が見ても明らかに2000あるじゃん。この究極でに2000いく事がどういう事か知っとんか?」 「いいけぇさスケベ君。先に見ようや」 「OK」 悪夢様はそのスレッドをゆっくりとスクロールさせた。
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