Bag Voice(表)

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ここでの、悪魔とは。 西洋のデビル(devil)をさすことが多く、「煩悩」や「悪」、「邪心」などを象徴する 超自然的な存在のことで、残虐非道で、人に災いをもたらし、悪に誘い込む悪霊の事である。                         …なんて、あたかも知ったかぶって、悪魔についてつらつらと文字を連ねたところで、悪魔を宿す僕でさえ、実際には悪魔の事なんてよく分からない。 だいだい、そんな非現実的な存在について真面目に話すこと事態、端から見れば、それ以上なく悪魔のような奇行で。 分からない悪魔について真面目に論じる事で、端から悪魔を見るような目で見られるのだから、これ以上滑稽な事はないだろう。 …ということで、僕のセールスポイントならぬ、悪魔を身に宿しているというウィークポイントは、真面目に話したって世間からは白い目で見られるし、変人扱い間違いなしなので、真面目ではなく不真面目に。 …僕の心の中だけで語ろうと思う。 もちろん不真面目ではあるけれど、だからと言って、嘘偽りを語るわけではなく…だ。 と、それを踏まえた上で、冗談ぶって、冗談じゃない。 冗談のような話を。 しようと思う…
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