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……雨が降る……
何処か遠い森の中で俺は倒れている……
ああそうか……さっき人間共に襲われたんだっけ……
冷たい雨が体中に当たる
寒い……ああ……視界が霞んでいく……俺……死んじまうのかな……
すると前から何か足音が聞こえてきた……
……気配からすると、どうやらさっきの人間共の同じ気配がする
でもな……俺にはそんな力なぞとうに使い果たした……俺……殺されるんだな……
こうして人間は倒れている俺を見てきた……
だが反応は違った……
「大丈夫ですか!?」
……ッ!なんだこの人間!俺を助ける気か!
しかし俺は口を動かす力もない……
「大変!大怪我してるじゃないですか!」
と人間は俺をおぶり、何処かへと走っていった……
そして俺の意識も……完全に……途絶えて……しまっ……た
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