ヒロの休日 三日目
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…… ジェットコースターに乗った後、 結局、由佳里は泣かなかったが元気がなく様子で、 俺達は近くのベンチで休む事にした。 「……由佳里、 その……手なんだけど」 降りてなお、俺は由佳里の手を握ったままだ。 『その、もう少しだけ……お願いします』 「あぁ……うん」 かすかに、潤んだ瞳から視線を外し俺は頷いた。 それから、 ……しばし無言。
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