246人が本棚に入れています
本棚に追加
/363ページ
『さて、何か言うことはありませんか?』
ゴリラさんが仁王立ちしながら俺に言う。
……ちなみに俺はリビングで正座をさせられている。
「ごめんなさい……ゴリラさん」
ーゴスー
俺の頭にゴリラの鉄拳が落ちる。
『さて、何か言う事は?』
「マジすみませんでした、由佳里さん」
『よろしい』
「……そう、このマウンテンゴリラさんは由佳里と言う」
『……ハイ?』
拳を握りしめる由香里。
「ごめんなさい、僕の妹です、由佳里さん」
『よろしい』
そう、こいつは俺の妹の由佳里なのである。
最初のコメントを投稿しよう!