嫌な事ってのは突然来る。

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『さて、何か言うことはありませんか?』 ゴリラさんが仁王立ちしながら俺に言う。 ……ちなみに俺はリビングで正座をさせられている。 「ごめんなさい……ゴリラさん」 ーゴスー 俺の頭にゴリラの鉄拳が落ちる。 『さて、何か言う事は?』 「マジすみませんでした、由佳里さん」 『よろしい』 「……そう、このマウンテンゴリラさんは由佳里と言う」 『……ハイ?』 拳を握りしめる由香里。 「ごめんなさい、僕の妹です、由佳里さん」 『よろしい』 そう、こいつは俺の妹の由佳里なのである。
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