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はてさて、美代子に半殺しにされ保健室に搬送されちまった俺。
さっさと帰ればよいのだが
「……ふかふか」
保健室のベッドの寝心地が良くてダラダラしているのだった。
こう、学校と言う場所で寝転がるって状態はレアつーか、なんともいえぬ幸福感、優越感が……
と、ごろ寝しながら、
ふと見た腕時計の針は既に5時になろうかとしていた。
しゃーねぇ、帰るか。
あんまり遅くなると由佳里に怒られそうだしな。
と、ふかふかなベッドを名残惜しく思いつつも体を起こすと、
ある事に気がつく。
「……上履き」
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