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椅子に座った俺の前に置かれた白い電話。
『そら、
そのボタンを押せば繋がる』
「……う、うぃっす」
指導室に着く頃には溢れた不安が重く俺にのしかかっていた。
……なんだか、息苦しい。
若干、手を震わせつつボタンを押して受話器を取る。
「……も、もしもし村瀬ですが」
『やぁ……久しぶりだね』
……?
受話器から聞こえたる声。
その声は聞き慣れた声で、
聞き慣れた、
つか、今日ちょっと前に朝に聞いた気がする。
「由佳里……だよな?」
『……は?』
「……は?」
『ふっ……あははっ!いや、はっはっは!あっははははは!』
声の主、何故か爆笑。
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