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『むッ!おい!ヒロッ』
突然バシバシと俺の肩を叩く山田。
「なんだよ山田、つか痛い」
『あの黒いリボンでツインテにしている背の小さい女子……
あれこそ正に妹系だ!』
「……んなの見ただけでわかるかよ」
全く、他人を妹系に仕立て上げるたぁ、
山田のロリコン妹萌えも重症だな……
……ん?、黒リボンのツインテールの背の小さい女子……って、由佳里かよ。
山田の妹眼はたしかな物だった。
しかし、よりにもよって由香里とは……
山田よ、あれは妹は妹だかお前の望むような萌え系妹ではない。
あれは妹という名のマウンテンゴリラだ。
「……ああいうのに限っておっかない性格してるもんだぜ、
やめとけ山田」
そうだ、山田、
あいつを狙った所でミンチにされるのがオチだ。
『いや、俺はあの娘にとてつもない妹オーラをかんじるッ!』
「あーはいはい、それはよかったねェー」
知らんぞ……死んでも
と、そんなこんなで由佳里を含む一年は全員整列をし終えたのだった。
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