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……
『ハイ、今日はここまで。
ちゃんとプリントやってきてくださいね？』
４時間目のチャイムと共に数学の斉川が言う。
「プリントかぁ……だる」
『なにを言う、学生たるもの学業が本分だろう』
んな事を言いながら、
くるっと、前の席の山田が俺の方を向く。
「いや、学校で妹ウォッチングとかやってる奴に言われたくねぇ」
『ぬ、貴様ッ、
キリスト教の礼拝に等しき、聖なる妹ウォッチングを馬鹿にするとは！』
「全然等しくねぇよ、
世界のキリスト教の人に謝れよバカヤロー」
『キリスト教は十字架を妹に変えるべきだ』
「十字架にお祈りしてる人々に土下座しろバカヤロー」
『そうだ妹教を開こうッ！』
「そうだ、こいつの口を縫い合わせようっ！」
『いや、待てよ、
……教会にはシスターが沢山。
キリスト教に改宗しようか』
「……主よ、このバカヤローを許したまえ」
『ねぇねぇ、村瀬くん、山田くん。
私、お腹すいたよ学食行こ!』
『シスタァァァァー！』
「うるせバカヤロー！」
『学食っ！』
周りからみると異様な三人であった。
三河は学食に行きたいだけであった。
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