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……と、
いつまでもバカヤローに付き合っている場合ではない。
「悪い三河。
俺、今日弁当なんだ」
いつもなら学食に一緒に行く所なんだが……
今日は由佳里に作って貰った弁当がある。
『ほう？弁当とな』
『村瀬くんお弁当なの？』
「おう」
『だったら購買でパン買ってくるよ？』
「いや、購買は混むだろ、
学食に行ってきな」
そう、うちの学校の購買は何故か人気で昼休みは混むのだ。
三人で昼食を摂る習慣を止めてしまうのは……まぁ、なんだかもったいない思いがあるが、
かといって混んでいる購買に一緒に食うために行かせるのは申し訳ない。
『ふむ、三河よ。
どうやらヒロはヒロなりに気をつかっているようだ、
ここは素直に学食へ行くとしよう』
以外と察しがよい山田。
少なくとも山田には気をつかったつもりはないが……ま、いいか。
『う～ん……わかった、
じゃあ学食に行こうか、山田くん』
「おう、気にしないで食ってこい」
『もとより気にしていない。
行こう、三河』
『じゃあ、行ってくるね村瀬くん、
バイバイっ』
ちっちゃく手を振る三河。
「おう、行ってこい」
そうして山田と三河は教室から出ていった。
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