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さて弁当だ。
「……いただきまー」
……おぉ
……うまそう
……なんというか上品な弁当だな。
『あら、今日はお弁当？』
「あぁ、委員長か」
俺のお弁当タイム中に話し掛けてきたのは、
クラス委員の藤原 香夜 （ふじはら かや）だ。
『へぇ、手作りじゃない？
なに、彼女にでも作って貰ったの？』
いやいや、冗談きついぜ委員長……
「違う違う」
『またまた、照れちゃって』
「違うって……妹だ妹」
『貴方に妹なんていたかしら』
「正確には従妹だな」
『へぇ』
ちなみに委員長とは小学校からの親友だ。
ついでに言うと小学校から必ず何かしらの委員長だったりする。
まさに委員長の中の委員長とでも言うべきか。
「まぁ、そういう事だから、
委員長、俺は聖なるお弁当タイム中なんで」
『じゃあ私も。
その聖なるお弁当タイムとやらにご一緒させていただくわ』
くすりと笑いながら委員長が前の山田の席に座る。
「何笑ってんだ」
『いや、あなた小学校の頃から変わんないなって』
「それは小学校の頃から成長していないと言う事なのか？」
『さぁ、どうでしょうね』
「どっちだ？」
『それは内緒』
そんな感じで昼休みは委員長と過ごす事となった
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